ラベル 共同研究 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 共同研究 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2015年11月17日火曜日

共同研究班「断片化の社会学」公開研究会のお知らせ



【研究会のタイトル】
戦前期における遊廓と現代社会における労働を考える
––––近代女性史と社会学のはざまを乗り越えて––––


 
【日時】
2015年11月21日(土)14:00-17:00(13:30〜受付開始) 


【会場】
関西学院大学社会学部棟3F先端社会研究所セミナールーム


※関西学院大学上ヶ原キャンパス
http://www.kwansei.ac.jp/pr/pr_000374.html
※社会学部校舎


【報告者】
山家悠平(大手前大学学習支援センター)


【コメンテーター】
金太宇(関西学院大学災害復興制度研究所)


【研究会の主旨】
 近年、専門分野別に分断され研究テーマが個別具体的になる学問の「断片化」が進む傾向がある。そこで、本研究班は専門分化した研究領域を横断するような共通理念を探る。今回の研究会では、戦前期の遊廓で働く女性について研究しておられる山家悠平氏を招聘する。本研究班は山家氏に講演いただくことで、歴史学や女性学でおこなわれている最先端の議論の内容が、社会学で議論されている現代のジェンダーや労働の問題においてどのような差異が見られるのかを検証する。そして、これらの学問と社会学との間にある学問の壁をいかに乗り越え、現代の社会問題全般に通ずる共通理念はなんであるのかを模索することを試みる。


お問い合わせ:関西学院大学社会学研究科GSSP「断片化の社会学」班
運営スタッフ代表(奥田)E-Mail:ayb83343 [at] kwansei.ac.jp[at]@に変換してください)

2014年8月26日火曜日

共同研究「フォークロア研究の国際比較」班 第2回研究会 開催のお知らせ


 共同研究「フォークロア研究の国際比較」班 第2回研究会を次の通り開催いたしますのでご案内いたします。
 
 昨年に引き続き、今年度も共同研究「フォークロア研究の国際比較」班では、フォークロア研究の比較分析を目的とする研究会を関西学院大学大学院社会学研究科と関西学院大学先端社会研究所の共催で開催することとなりました。今研究会では、近年、アメリカおよびヨーロッパのフォークロア研究、宗教研究において用いられるようになっている「ヴァナキュラー」概念から比較分析を行なっていきたいと考えております。
 多数の皆様のご参加をお待ちしております。(一般公開・入場無料)

【日時】
2014年9月7日(日)13:00~17:1012:30より受付開始)

【会場】関西学院大学 梅田キャンパス アプローズタワー10階1001号室
http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/index.html

【講師】小田島建己 氏(東北大学大学院文学研究科 専門研究員)

【テーマ】「ヴァナキュラー宗教」をめぐって 
 
 これまでに行ってきたアメリカのフォークロア研究との比較分析により、近年アメリカのフォークロア研究において、宗教民俗学者であるレナード・ノーマン・プリミアノ氏が提唱した、これまでの運用とは異なる「ヴァナキュラー」概念が注目を集めていることが明らかとなりました。
 プリミアノ氏の提唱する「ヴァナキュラー」概念は、元来の意味である「国や地域に生来の」、「土着の」、「個人的な、私的な」という意味から発展し、「組織された集団によって担われない」、「特定の文化状況下でのコミュニケーションや嗜好や行為の仕方であり、その文化に適合したもの」として解釈されており、「人びとが対象とどのように出会い、理解し、解釈し、実践したか」に着目しており、公式/非公式という二項対立的分析に陥ることなく対象を観察するアプローチとして関心が寄せられています。
 そこで、今研究会では、この「ヴァナキュラー」概念を課題として設定し、さらなる理解を深めるべく、プリミアノ氏のもとで学び、日本の民俗事例を用いて研究を行なっている小田島建己氏を招聘し、プリミアノ氏の研究、アメリカ民俗学における「ヴァナキュラー」概念の運用、日本民俗学研究への応用、アメリカにおけるフォークロア教育の実態等についてお話いただく予定です。


【講師紹介】小田島建己(おだじま たけみ)氏

 宗教学、文化人類学、民俗学者。
 Cabrini College Religious Studies卒業後、東北大学大学院文学研究科 人間科学専攻 宗教学専攻分野 博士課程後期修了。現在は東北大学大学院文学研究科 専門研究員。
 専門分野は、墓制・死者の表象・死者観・民間信仰など。
 主な論文に「死者供養における個性の表出 ―若松寺への「ムカサリ絵馬」奉納にみる―」〔東北民俗 (41) 9-18 (2007)〕、「〈死者の結婚〉とその形象 ―「冥婚」・「死霊結婚」概念と習俗実態との差異―」〔比較民俗研究 (23) 3-34 (2009)〕、「〈死者の結婚〉を表わす ―「川倉際の河原地蔵尊」の花嫁・花婿人形―」〔青森県の民俗 (9) 17-37 (2009)〕、「被災した岩沼の墓地 ―津波の爪痕を癒そうとする人々の自助努力―」〔東北宗教学 (7) 39-64 (2011)〕等がある。
 
【お問い合わせ先】
共同研究「フォークロア研究の国際比較」班  広報担当
関西学院大学 大学院 文学研究科  博士課程前期課程  文化歴史学専攻  地理学地域文化学領域  M2 岡田裕美


2014年2月16日日曜日

共同研究「フォークロア研究の国際比較」班 第1回研究会

共同研究「フォークロア研究の国際比較」班 第1回研究会


【講師】小長谷 英代 氏(早稲田大学 社会科学総合学術院 (社会科学部)・教授

【日時】2014217日(月)12:00~15:30

【場所】関西学院大学上ヶ原キャンパスE号館201号教室

【題目】「アメリカ民俗学の今―理論、実践、政策―」

【司会】谷岡 優子(関西学院大学大学院 社会学研究科博士課程前期課程)

【備考】

本研究会は、関西学院大学社会学研究科大学院生が自主的に企画している「フォークロア研究の国際比較」研究会と、先端社会研究所2013年度定期研究会との共催となります。本研究会に関するお問い合わせはkgu.socgp[at]gmail.com [at]@に変換してください)までお願いします。

 【研究会開催概要】

近代日本で生み出された特徴ある人文学の一分野として、柳田國男による「民俗学」が存在する。
 これはネイティブ・アンソロポロジー(自社会・自文化研究)というべきものであるが、こうした動きは実は日本のみにとどまるものではなく、同時期の欧米各国においても同様に発生しており、それは「フォークロア研究」と呼ばれている。日本の「民俗学」を含む、これら各国のフォークロア研究は、それぞれの国内において独自の発展を遂げたものの、国際間での研究比較は行われていない。
 そうした状況のなか、本研究会は、アメリカ・ドイツ・フィンランド・ロシアのフォークロア研究との比較照合し、フォークロア研究の理論的再構成を目指すべく活動している。今回の第1回公開研究会では、小長谷英代氏をお招きすることにより、アメリカのフォークロア研究の動向や歴史的推移を学びつつ、上述の課題について考える機会としたい。
 【講師紹介】
 小長谷 英代(こながや ひでよ)

 ペンシルヴァニア大学大学院博士課程修了。Ph.D.
民俗学、パフォーマンス研究、アメリカ研究専攻。

主な著書に、小長谷英代・平山美雪編訳,2012 『アメリカ民俗学―歴史と方法の批判的考察―』岩田書院。
主要論文に、“Performing Manliness: Resistance and Harmony in Japanese American Taiko(Bronner ed. Manly Traditions: The Folk Roots of American Masculinities. Indiana Univ. Press,2005)、“Taiko Performance(Lee & Nadeau eds. Encyclopedia of Asian American Folklore. ABC-CLO, 2010)、「パフォーマンス理論―『ポスト』領域の民俗学―」(『日本民俗学』2632010年)、「アメリカの『民俗』と『口承性』―バラッドにおける差異の構築とナショナリズム―」(『立命館言語文化研究』232011年)、「『残存』からの脱却―アメリカ民俗学の試み―」(『現代民俗学研究』12009年)、などがある。

2013年11月22日金曜日

第1回「『社会変革』の現在」研究会のお知らせ

第1回「『社会変革』の現在」研究会
     ―社会学的アクションリサーチの探求

●日時
  2013年12月1日(日)15:00~

●場所
    関西学院大学上ヶ原キャンパス・先端社会研究所セミナールーム(社会学部校舎3階)

※関西学院大学上ヶ原キャンパス
※社会学部校舎
 
●報告者
阿部 小涼 氏(琉球大学法文学部教授)

●タイトル
「廃墟の大学を散歩しなければならない」

●概要
「雲の中を歩まなければならない。」桑原武夫の否定命令をこのようにひっくり返したのは花田清輝だった。花田の「歩み」は目的に向かって邁進するようではない、散歩するような足取りだっただろうから、命令法に従わないステップを、ひとまず想像しておこう。今日、大学はもう世界を見下ろす姿を包み込んでくれる薄もやの中にも、象牙で出来た塔の中にもない。廃墟と化した大学でカルチュラル・スタディーズの波濤を体験してしまった社会学者は、どのように現在を生きているのか。大学のなかで研究を、機能不全の民主主義のなかで運動を、「現場」や「当事者」の語でつなぎ合わせながら散歩するように行うことについて、学生の皆さんと大いに語り合う機会としたい。

※フライヤーデータはこちら

※本研究会は、関西学院大学先端社会研究所の2013年度第4回定期研究会との共催です。
 関西学院大学先端社会研究所HP(http://asr.kgu-jp.com/list/?m=Detail1&id=183&cid=235

※本研究会に関するお問い合わせは、kgu.socgp[at]gmail.com (笹部)までお願いします。