2013年1月11日金曜日

第三回「メディア・文化のインターセクション研究班」公開研究会のお知らせ

・研究会タイトル
「文化ジャンルの変容とその記述可能性をめぐって」

・日時
2013114日(月・祝) 14001800
(研究会終了後に懇親会を予定)

・場所
関西学院大学上ヶ原キャンパス
第二教授研究館(池内記念館)会議室
http://www.kwansei.ac.jp/pr/pr_001086.html ㉞番のところ)

・報告者 
東海大学専任講師・加島 (かしま たかし)氏


・研究会主旨 
  私たちは日々接するメディアの中で、様々な事象について語る「有名人」のイメージに触れている。彼らはある専門性の中の卓越性によって有名になるが、それと同時にその専門性を逸脱していく。こうした「有名人」のあり方は、ある特定の文化ジャンルを構成しつつもそのジャンルを横断していくゆえに、極めて研究対象として捉えがたいものである。このような変容をいかに一貫した視座のもとに社会学的な研究へと接続することができるのか。また、その変容過程によって生じてしまう、文化ジャンルの歴史的な記述の散逸性そのものを、どのように考えることができるのか。こうした問題意識は、これまでの「モノ」を中心軸に据えることで描き出されがちなメディア研究に対して、新たな分析視角を提示するものであるだろう。
 本研究会ではこのような関心のもと、「デザイナー」や「商業美術作家」といった様々な呼称が存在する〈広告製作者〉たちを対象にしてきた加島卓氏をお招きし、メディア文化の中の職業性とその語り方を、さらには近代社会の中で個人に付与される有名性について検討していきたい。

*本研究会は、関西学院大学先端社会研究所の2011年度第8回定期研究会との共催となります。
 →関西学院大学先端社会研究所HP(http://asr.kgu-jp.com/list/?m=Detail1&id=165&cid=227
*本研究会に関するお問い合わせは、kgu.socgp[at]gmail.com (笹部)までお願いします。

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